パターのゴルフフィッティングでは三つの要素を重要視し、それぞれのテーマにおけるご自身の動作をフィッティングした後、それを実現できるパターを作り上げます。
三つの要素とは
1. 狙えるパターであるか（ちゃんと狙えているか）
自分ではカップを狙っているつもりなのにフェースは右を（又は左を）向いていることありませんか？
もしかしたらそれすら気づいていないことが多くあります。
ゴルフフィッティングでは自分のパターのフェースにミラーをつけてカップからのレーザーで狙えているのかをチェックすることから始めます。
こんな器具を使い → 狙えているパターを持つと → アドレスが決まります
狙えるパターは自分の姿勢を矯正します。シャフトの長さ、ライ角度、ヘッド形状、ヘッドへの墨入れ、ネックの形状などをフィッティングすることでパター原型が決まります。
2. タッチが合うパターを見つける（打感）
最初に距離感についてプレイヤーの考えをお聞きします。
キョリカンのカンってどういう字を書きますか？と質問します。
すると答えは感じるのカンです。と返ってきます。
その通りです。
続いて「では距離感を誰かに教えるとしたらどう教えますか？」と伺います。
すると「バックスイングの大きさで・・・」とか「ボールを転がすようにイメージして・・・」とか「それは教えられない」などいろいろな答えが返ってきます。
ほとんどの答えが「キョリカン」のカンは感ではなく勘のようです。人それぞれの勘だからそれは他人には教えられないのでしょう。
カップのことろでピン持ちをした経験があると思います。
カップ側から見ていると「あっ強い」とか「それじゃ下へ垂れちゃう」とか自分が実際打つ時より判断が早くできることに気がつきます。
これを私は観察の観を使って距離観とお話しします。そして
距離感＝距離観+距離勘
であるとお話しします。
打たれたボールが加速→定速→減速→止まるまでを思い浮かべ（止まるまでをイメージ）そのイメージを実現するための動作（自分のストローク）を素振りで身体に教える。
この手順でパッティングをするようお伝えします。これが距離感の正体です。
距離感とはボールを思ったところへ止めること
先ほど決まった原型のパターに打感を整えるフィッティングを施します。イメージしてストロークした時思ったところへ止まるパターです。
これはヘッドのヒール重量、シャフトの中へのウェート調整、また共振体の挿入などで行います。
この三種類のフィッティングを施すことにより自分がイメージした強さと打たれたボールの速度が合うようになります。
3. バックスイングでヘッドが揺れないパターを見つける
緊張したショートパットをするときバックスイングでヨロヨロ軌道が揺れたりすることがありませんか？これもフィッティングすることが可能です。
先ほどまででほぼフィッティングされたパターが出来上がりました。最後はグリップの決定です。グリップ形状、重量などが決ったら実際ショートパットを中心にストロークしていただきます。
バックスイングで揺れが確認出来たらグリップエンド寄りのカウンターバランス調整で揺れを取り除きます。
edleパターの特徴
edelパターのフィッティングキットはいろいろなスタイルのパターを作ることが可能です。ヘッドの形状もブレード型やマレット型を選択でき、もちろんライ角度、シャフトの長さ、ラインの入れ方も。さらに画期的なことにシャフトの入れ方も多様にできます。
例えば
ノーマルの左用ヘッド 逆に取り付けることが可能 それを右打ちに変えると
ゴルフフィッティングではこのキットを使い三つの要素に焦点を当てプレイヤーと対話しながら最高のパターのスペックを見つけていきます。後は金子フィッターの技術でこの世に一本しかないパターの完成です。
ゴルフフィッティングではご自身の身につけるべき技術と考え、そしてそれをやった時扱いやすい道具（パター）を同時に手に入れることができます。